吉屋信子記念館 (3 画像)
吉屋信子記念館は、「自分の得たものは社会に還元し、住居は記念館のような形で残してほしい」という吉屋信子の遺志により、土地・建物などが寄贈されたものである。 昭和49年に開館して以来、多くの人に親しまれ、利用されている。

●吉屋信子(1896~1973)
小説家。新潟県生まれ。栃木女子高等学校卒業。在学中から雑誌に投稿。「少女界」の懸賞に応募した「鳴らずの太鼓」が一等の当選した。
卒業後は、上京。大正5年から「少女画報」に「花物語」を連載するかたわら、8年「大阪朝日新聞」の懸賞に応募した「地の果まで」が一等当選。ついで「海の極みまで」を「大阪朝日新聞」「東京朝日新聞」に連載して、文壇的地位を確立した。昭和2年から3年にかけて「主婦之友」に連載した「空の彼方へ」は好評を博した。「女の友情」「良人の貞操」など、つぎつぎに発表する作品は読者に支持され、人気作家となった。
14年に鎌倉の大仏近くに別荘を設けたが、戦争中はここに疎開し、静養しながら、読書、句作の日々を送った。25年、東京に転居するが、都会の喧騒を逃れて、37年にこの地に新居を建て、没年まで居住した。
晩年を飾る歴史小説「徳川の夫人たち」「続徳川の夫人たち」「女人平家」はここで執筆された。

・神奈川県鎌倉市長谷一丁目3-6
公式ホームページ

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