旧園邸 (2 画像)
大正7年建築の近代和風住宅で、外観は長屋門を思わせる門と塀が端正な趣を醸し出し、母屋の張出し部に列なる意匠は、その奥の本屋の切妻屋根と調和しつつ、さらに土蔵屋根と一体となって、極めて重厚なたたずまいを見せている。
建築主の本郷氏は茶道に通じ、各部屋は茶事を行えるよう露地ともども茶道表千家家元の指導を受けて作られ、大正から昭和のはじめにかけては、月例の釜が掛けられていたという。
その後、この建物は園酉四郎氏が取得。氏の亡き後は時子夫人が住まいとしていたが、夫人の死去後その遺志により平成4年10月金沢市に寄贈された。

・石川県金沢市西町三番丁17-7
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