伊東東郷記念館 (74 画像)
日露戦争の日本海海戦当時の連合艦隊司令長官だった東郷平八郎が晩年を過ごした別荘が、松川河口近くの「東郷小路」と呼ばれる露地の中ほどに当時のままの姿で保存されている。
この別荘は、東郷がテツ夫人のリウマチ療養のためにと昭和4年に建てられたもので、昭和8年まで利用された。東郷が死去したあと、海軍将官のための休養施設として使用され、戦後は石橋財団により「元帥がお使いになったまま釘1本変えてはならぬ」という方針の下、大切に管理され、長い間「東郷記念館」として公開されてきた。その後一時民間の手に移ったが、平成22年寄贈を受けた東郷神社により一部修繕工事が行われ、平成24年12月に「伊東東郷記念館」として再度一般開放されることになった。
建物は、東郷の人柄を物語るかのように質素なたたずまいの和風建築で、東郷を偲ぶ数々の遺品と共に大切に保存されおり、現在伊東市に現存する唯一の本物の別荘として、また日本に存在する唯一の東郷平八郎旧居として、見学できる貴重な歴史文化遺産である。

・静岡県伊東市渚町3-8
公式ホームページ

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