岡田記念館 (58 画像)
岡田家は、敷地1万㎡余を雄姿、現当主岡田嘉右衛門をもって26代を数える栃木市屈指の旧家である。古くは武士だったが、帰農し江戸時代慶長の頃、土豪として栃木に移住し、荒地を開墾した。これにより徳川家から「嘉右衛門新田村」という名称を賜わり、以後代々の当主は嘉右衛門を襲名している。日光例幣使街道の開設に伴い名主役を、また畠山氏の知行地となる屋敷内に13ヶ村の陣屋が設けられ代官職も代行するなど、地域発展のために寄与していた。一方、代々当主は芸術面にも関心が深く、巴波川の舟運や街道の往還を通して、文人、墨客が訪れている。明治時代には画家富岡鉄斎との特別な親交があったことは特筆すべきことである。蔵には、この鉄斎作で栃木県文化財の韓信堪忍図をはじめ、文人の松根東洋城、陶芸家の板谷波山、竹芸家の飯塚琅玕斎等の作品が展示してあり、宝暦10年から146年分の日記も保存されている。

●翁島別邸

・栃木県栃木市嘉右衛門町1-12
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